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- 〜ために、〜
- 〜は〜のに、〜
- 〜のに〜かかります
目次
第42課の目標
- 行為の目的や目的を達成するためにすることを表明できる。
- 物の用途、評価が述べられる。
- 何かをするために必要な時間、経費が言える。
文型1:〜ために
準備物:特になし
導入方法:目的のためにしていることを紹介し、導入する。
導入方法
1. V(辞)ために
T:私は毎月、10万円貯金しています。
S:どうしてですか。
T:私は目的があります。私の目的は将来、アメリカに住むことです。
T:私は将来、アメリカに住むために毎月10万円貯金しています。
T:私は今、中国語を勉強しています。
S:どうしてですか。
T:中国人の友達がたくさんいるからです。私は目的があります。中国人の友達と中国語で話たいです。
T:中国人の友達と中国語で話すために、中国語を勉強しています。
T:皆さんはどうして日本語を勉強していますか。何か目的がありますか。
S1:日本の会社で働きたいですから。
T:日本の会社で働きます。目的がありますから、日本語を勉強しています。S1さん1つの文で言ってください。
S1:日本の会社で働くために日本語を勉強しています。
にほんの かいしゃで はたらくために にほんごを べんきょうして います。
T:(「日本の会社で働く」を指して)目的があります。その目的をしたいです。だから頑張ります。これを言いたい時「ために」を使います。
T:「ために」の前は動詞?名詞?形容詞?何ですか?
S:動詞です。
T:動詞の形は?
S:辞書形です。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B1)
2. Nのために(目的)
T:皆さんは、毎日野菜を食べていますか。
S1:はい。
T:どうして野菜を食べますか。
S1:健康が心配ですから。
T:そうですね。病気になりたくないですね。
S1:はい。
T:S1さんは健康のために毎日野菜を食べています。
T:みなさんは貯金していますか。
S:はい。
T:どうしてですか。
S2:将来、ビジネスをしたいですから。
T:いいですね。S2さんは将来のために、貯金しています。
S2さんは しょうらいの ために ちょきんしています。
T:「ために」の前の単語は動詞ですか?形容詞ですか?
S:名詞です。
T:そうですね。名詞も使えます。でも、名詞を使うときは「ために」の前に「の」が要ります。
3. Nのために(利益)
T:私は結婚しています。妻と子供がいます。家族がいます。だから毎日、たくさん働きます。
T:私は家族のために毎日働きます。
T:私の妻は明日、誕生日です。だから、プレゼントを買います。私は妻のためにプレゼントを買います。
つまの ために プレゼントを かいます。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B2/B3)
展開:どうして〜 / 〜のために〜です。
T:S1さんは将来、日本の会社で働きたいと言っていましたね。
S1:はい。
T:どうして日本の会社で働きたいんですか。目的は何ですか?
S1:日本の会社のテクノロジーを学びたいからです。
T:いいですね。「ために」を使って言ってみましょう。
S1:日本のテクノロジーを学ぶために、日本の会社で働きたいです。
どうして にほんの かいしゃで はたらきたいんですか。
・・・にほんの テクノロジーを まなぶために、 にほんの かいしゃで はたらきたいんです。
学生からいい回答が得られない場合は教師が一人二役で演技をし導入する。
文型2:〜は〜のに、〜
準備物:特になし
導入方法:色々な道具を見せて、どういった場面で使うのか問いかけ導入する。
導入方法
1. 用途
T:(風呂敷を見せて)これは何ですか。知っていますか。
S:わかりません。
T:これは風呂敷と言います。じゃあ、これはいつ使うと思いますか。
S:プレゼント?
T:(写真を見せて)風呂敷は物を包みます。使います。風呂敷は物を包むのに使います。
T:(パスタ専用の箸を見せて)じゃあ、これは何ですか。
S:箸です。
T:そうですね。でも、普通の箸じゃないですね。いつ使いますか。
S:わかりません。
T:パスタを食べるのに使います。
パスタを たべるのに つかいます。
T:いつ、どうやって使いますか。説明するとき、「〜のに」を使います。
T:「のに」の前は何ですか。
S:動詞の辞書形
T:そうですね。
T:(みんなの日本語を見せて)この本はなんですか。
S:日本語の本です。
T:いつ使いますか。
S:日本語を勉強するとき。
T:(板書を指して)じゃあ、新しい文型で言ってください。
S:日本語を勉強するのに使います。
T:いいですね。他の言い方もあります。
T:日本語の勉強に使います。
みんなの にほんごは にほんごの べんきょうに つかいます。
T:「勉強」は動詞ですか。名詞ですか。
S:名詞です。
T:そうですね。「名詞+に」も使えます。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B5)
●色々な物を見せて、用途を答えさせる
2. 評価
T:私は時々、山に登ります。
T:山に登るとき、この靴をはきます。この靴を履くと疲れません。
T:この靴は山を登るのに便利です。
T:私はパーティーのとき、この靴をはきます。
T:この靴は安かったですが、綺麗でとても丈夫なので、とてもいいです。
T:この靴はパーティーにいいです。
T:私はよくジョギングをします。ジョギングをするときはこの靴をはきます。
T:この靴は軽いですから、とても便利です。
T:この靴はジョギングに便利です。
このくつは ジョギングに べんりです。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B6)
文型3:〜のに〜かかります
準備物:特になし
導入方法:日本から学習者の国へ行く際にかかる時間や経費を問いかけ導入する。
導入方法
1. 時間
T:日本からみなさんの国へ行きます。時間はどのくらいかかりますか。
S1:4時間くらいです。
T:日本からS1さんの国へ行きます。4時間かかります。
T:日本からS1さんの国へ行くのに4時間かかります。
T:じゃあ、S2さんの国は?
S2:8時間ぐらいです。
T:日本からS2さんの国へ行きます。8時間ぐらいかかります。
T:日本からS2さんの国へ行くのに、8時間ぐらいかかります。
にほんから S1さんの くにへ いくのに 4じかんかかります。
T:何かをします。どのくらい時間がかかりますか。これを言いたいとき「〜のに」を使います。
T:「のに」の前の動詞の形は何ですか。
S:辞書形
T:そうですね。
2. 経費
T:日本からみなさんの国へ行きます。どのくらいお金が要りますか。
S1:う〜ん、2万円くらいです。
T:日本からS1さんの国へ行きます。2万円くらいかかります。
T:日本からS1さんの国へ行くのに2万円かかります。
T:じゃあ、S2さんの国は?
S2:3万円ぐらいです。
T:日本からS2さんの国へ行きます。3万円くらいかかります。
T:日本からS2さんの国へ行くのに3万円くらいかかります。
にほんから S1さんの くにへ いくのに 3まんえんかかります。
T:何かをします。いくらかかりますか。これを言いたい時も「〜のに」が使えます。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B7/C3)
追加練習(宿題)
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