- <道具・手段>で〜ます
- <言語>で〜ます
- 〜は<言語>で〜です
- わたしは<人>に<物>をあげます
- わたしは<人>に<物>をもらいました
- もう〜ました / いいえ、まだです。
目次
第7課の目標
1. 日本語で何を言うかわらかない物の名前や表現が尋ねられる。
2. 物の授受についての事実が伝えられる。
文型1:<道具・手段>で〜ます
準備物:道具の絵カード
導入方法:絵カードとジェスチャーで導入する。
導入方法
T:(食べますの絵を見せて)これは何ですか。
S:食べます。
T:じゃあ、これは何ですか。
S:箸です。
T:そうですね。私は箸でご飯を食べます。
T:これは何ですか。
S:フォークです。
T:じゃあ、これは?
S:ケーキです。
T:はい、私はフォークでケーキを食べます。
T:これは何ですか?
S:寿司です。
T:じゃあ、これは?
S:手です。
T:S1さん?
S1:私は手で寿司を食べます。
T:いいですね。
わたしは てで すしを たべます。
T:じゃあ、これは何ですか?
S:パソコンです。
T:これは?
S:映画です。
T:S2さん?
S2:パソコンで映画を見ます。
練習
●文作り
T:はし・ご飯・食べます。
- パソコン・映画・見ます
- ハサミ・紙・切ります
- 手・ご飯・食べます
- スプーン・カレー・食べます
- ナイフ・パン
- ボールペン・手紙・書きます
- スマホ・音楽・聴きます。
※動詞は言わず、考えさせる練習も効果的です。
●教科書の問題を使って練習する(B1)
展開:何で〜ますか
T:S1さんは箸でご飯を食べますか。
S1:いいえ。
T:手でご飯を食べますか?
S1:いいえ。
T:じゃあ、(?カードを見せて)何でご飯を食べますか?
S:スプーンとフォークで食べます。
他のSにも質問する。
なんで ごはんを たべますか。
・・・スプーンとフォークでたべます。
この教科書では「なんで」を使って尋ねているが、「なにで」を使って尋ねる人もいる。
文型2:<言語>で〜ます
準備物:手紙やレポートなど
導入方法:英語や日本語で書かれた手紙やレポートを見せて導入する。
T:(WBに「ありがとう」と書いて)読んでください。
S:ありがとう。
T:そうですね。これは日本語ですね。
S:はい。
T:じゃあ、みなさんの国の「ありがとう」をWBに書いてください。
S:(それぞれ書く)
ありがとう
Thank you
谢谢
Salamat po
Terima Kasih
T:みなさんは「ありがとう」を書きました。
S:はい。
T:「Thank you」は日本語ですか。
S:いいえ、英語です。
T:「谢谢」は日本語ですか。
S:いいえ、中国語です。
他のSにも質問し「〜語」という言い方を確認する。
T:じゃあ、これを見てください。私は昨日、手紙を書きました。英語ですか?
S:いいえ、日本語です。
T:そうですね。私は日本語で手紙を書きました。
T:私はレポートを書きました。これです。何語ですか?
S:日本語です。
T:はい、私は日本語でレポートを書きました。
T:S1さんは? 手紙を書きます。日本語、英語、中国語?
S1:私は中国語で手紙を書きます。
他のSにも質問する。
にほんごで レポートを かきました。
languageで:in language
文型3:<言語>で〜ます
準備物:各国の言葉の単語・表現カード
導入方法:単語・表現カードを見せて、導入する。
T:(「ありがとう」のカードを見せて)読んでください。
S:Thank you
T:日本語は何ですか?
S:ありがとう
T:そうですね。「Thank you」は日本語で「ありがとう」です。
T:じゃあ、これを読んでください。
S:Your welcome
T:日本語は何ですか?
S:どういたしまして。
T:そうですね。「Your welcome」は日本語で「どういたしまして」です。
“Thank you”は にほんごで 「ありがとう」です。
練習
●Q&A
T:これは日本語で何ですか。
S:椅子です。
T:See you tomorrowは日本語で何ですか?
S:また、明日。
●教科書の問題を使って練習する(B2/C1)
文型4:わたしは<人>に<物>をあげます
準備物:プレゼント
導入方法:プレゼントを渡しながら、導入する。
T:これは何ですか。
S:プレゼントです。
T:そうですね。S1さんこれ、プレゼントです。どうぞ。
S1:ありがとうございます。
T:私はプレゼントをS1さんにあげました。
他のSにも「あげます」と言いながらプレゼントをあげる。
T:(何度か繰り返した後に)S1さん、S2さんに
S1:S2さん、プレゼントです。
S2:ありがとう。
T:S1さん、何をしましたか?
S1:S2さんにプレゼントをあげました。
わたしは S1さんに プレゼントを あげました。
練習
●文作り
T:母、プレゼント
S:母にプレゼントをあげます。
【人物】
父、母、友達
【物】
プレゼント、花、本、ネクタイ、時計
展開1:教えます / かけます / 貸します
【教えます】
T:(授業風景の写真を見せて)これは誰ですか。
S:先生です。
T:じゃあ、これは?
S:学生です。
T:そうですね。先生は何をしますか。
S:日本語を教えます。
T:そうですね。日本語を教えます。(学生を指して)学生に日本語を教えます。
がくせいに にほんごを おしえます。
【電話をかけます】
T:これは何ですか?
S:スマホです。
T:そうですね。(電話をかけるふりをして)何ですか?
S:電話をかけます。
T:はい、電話をかけます。プルルルル〜。S1さん?
S1:あ、はい!
T:私は何をしましたか?
S:電話をかけました。
T:(S1さんを指して)誰ですか。
S:S1さんです。
T:私は?
S:S1さんに電話をかけました。
S1さんに でんわを かけました。
[貸します]
T:(物を貸す絵を見せて)山田さんと佐藤さんです。これは何ですか?
S:消しゴムです。
T:そうですね。消しゴムです。
T:山田さんは消しゴムを何をしますか。
S:消しゴムを貸します。
T:誰ですか。
S:佐藤さんです。
T:山田さんは?
S:山田さんは佐藤さんに消しゴムを貸します。
やまださんは さとうさんに けしゴムを かします。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B3)
展開2:だれに〜ますか
準備物:くじ引き
導入方法:くじには「〇〇さんにプレゼントをあげます」や「消しゴムを貸します。」などを書いておき、生徒は引いたくじにしたがって、行動する。そして教師が誰にその行為をしたのか尋ね導入する。
T:S1さん、どうぞ。
S:(くじを引く)
T:それはタスクです。
S1:S2さん、プレゼントです。どうぞ。
T:S1さんは誰にプレゼントをあげましたか。
S:S2さんにあげました。
だれに プレゼントを あげましたか。
・・・S1さんに あげました。
T:S1さんは毎年、クリスマスにプレゼントをあげますか。
S:はい、あげます。
T(?カードを見せながら)誰にプレゼントをあげますか。
S:ガールフレンドにあげます。
T:ガールフレンドは日本語で「彼女」です。
文型5:わたしは<人>に<物>をもらいました
準備物:プレゼント
導入方法:プレゼントを渡しながら、導入する。
T:じゃあ、もう一度。これは何ですか。
S:プレゼントです。
T:そうですね。S1さん、プレゼントです。どうぞ。
S1:ありがとうございます。
T:私は何をしましたか。
S:S1さんにプレゼントをあげました。
T:そうですね。S1さんは何をしましたか。
S:せんせい・・・に、プレゼントをもらいました。
T:せんせいにプレゼントをもらいました。
(S1さんは せんせいに プレゼントを もらいました。
「もらう」場合は助詞は「に」または「から」を使うことができるが、学校や会社などの機関からもらう場合「から」しか使用できない。
展開1:習います / 借ります
【教えます】
T:じゃあ、もう一度(授業風景の写真を見せて)これは誰ですか。
S:先生です。
T:じゃあ、これは?
S:学生です。
T:そうですね。先生は何をしますか。
S:日本語を教えます。
T:そうですね。じゃあ、学生は何をしますか。
S:日本語を習います。
T:(先生を指して)誰ですか?
S;先生です。
S2:先生に日本語を習います。
せんせいに にほんごを ならいます。
[貸します]
T:(物を貸す絵を見せて)山田さんと佐藤さんです。これは何ですか?
S:消しゴムです。
T:そうですね。消しゴムです。
T:山田さんは消しゴムを何をしますか。
S:消しゴムを貸します。
T:誰ですか。
S:佐藤さんです。
T:山田さんは?
S:山田さんは佐藤さんに消しゴムを貸します。
T:じゃあ、佐藤さんは?
S:山田さんに消しゴムを借ります。
さとうさんは やまださんに けしゴムを かります。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B4)
文型6:もう〜ました / いいえ、まだです。
準備物:特になし。事前に「もう」や「まだ」などは導入しておく。
導入方法:すでに完了している行為や物事を取り上げ、導入する。
T:今、教科書は第何課ですか。
S:7課です。
T:そうですね。6課は終わりましたか?
S:はい。
T:6課はもう勉強しました。
T:先週、みなさんは京都へ行きましたね。
S:はい。
T:みなさんはもう京都へ行きました。
T:(映画のパンフレットを見せて)これは何ですか?
S:○○です。
T:そうですね。もう見ましたか?
S1:はい、見ました。
T:はい、もう見ました。
T:S2さんはもう見ましたか?
S2:いいえ、見ません。
T:いいえ、まだです。
もう このえいがを みましたか。
・・・はい、もう みました。
・・・いいえ、まだです。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B7/C3)
追加練習(宿題)
文法の復習や練習に以下のテキストを使用する。
(2024/11/22 22:35:01時点 Amazon調べ-詳細)
(2024/11/22 22:35:01時点 Amazon調べ-詳細)
授業に役立つアイテム
単語の導入や練習に役立つアイテムがこの「みんなの日本語 初級I 第2版 絵教材CD-ROMブック」。みんなの日本語を使うなら持っておきたい1冊です。
(2024/11/22 21:02:36時点 Amazon調べ-詳細)
文型導入や練習に役立つ1冊がこの「絵で導入・絵で練習」です。初級の文型がほとんど網羅されているので、絵が書くのが苦手な人、授業準備の時間をできるだけ減らしたい人に特にオススメです。