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- <辞書形>/<ない形>ないとき、〜
- <辞書形>/<た形>とき、〜
- <い形容詞>/<な形容詞>な/<名詞>のとき〜
- <辞書形>と、〜
目次
第23課の目標
- どんなときにどんな行動をするか、あるいはしたかが説明できる。
- 簡単な機械の使い方や道順などが聞いてわかる。
当教案では「<名詞>のとき」から導入しています。
文型1~3:~とき、~
準備物:絵カード
導入方法:結婚や卒業などを例に挙げて、いつそれを行うのか質問し導入する。
導入方法
1. 名詞 + とき
T:皆さんは結婚していますか。
S1:はい、結婚しています。
T:いつ結婚しましたか?
S1:25歳です。
T:S1さんは25歳のとき、結婚しました。
他のSにも質問する。
T:皆さんは大学を卒業しましたか(出ましたか)?
S2:はい、出ました。
T:いつですか?
S2:2010年です。
T:何歳でしたか?
S2:22歳でした。
T:S2さんは22歳の時、大学を卒業しました。
他のSにも質問する。
T:これは何ですか?
S:病院です。
T:そうですね。いつ行きますか?
S:病気です。
T:そうですね。病気の時、病院へ行きます。
びょうきの とき びょういんへ いきます。
2. い形容詞 + とき
T:皆さん、誰と住んでいますか。
S:一人です。
T:じゃあ、時々、寂しいですか。
S:寂しいですね。
T:じゃあ、何をしますか。
S:スカイプで家族に電話します。
T:Sさんは寂しい時、スカイプで家族に電話します。
T:これはS1さんです。S1さんは頭が?
S:痛いです。
T:そうですね。S1さんは頭が痛いです。何をしますか。
S1:薬を飲みます。
T:S1さんは頭が痛いとき、薬を飲みます。
さみしいとき スカイプで かぞくに でんわします。
あたまが いたいとき くすりを のみます。
3. な形容詞 + とき
T:S1さんは土曜日、暇です。たいてい何をしますか。
S1:YouTubeを見ます。
T:S1さんは暇な時、YouTubeを見ます。
ひまな とき YouTubeを みます。
練習:形容詞文/名詞文
●結合練習
T:眠いです。コーヒーを飲みます。
S:眠いとき、コーヒーを飲みます。
●教科書の問題(B−3)
4. 動詞(辞書形) + とき
T:(「いただきます」の絵カードを見せて)何ですか?
S:いただきます。
T:そうですね。いつ言いますか?
S:ご飯を食べます。
T:そうですね。ご飯を食べるとき、「いただきます」と言います。
T:これは何ですか?
S:パスポートです。
T:そうですね。いついりますか?
S:飛行機に乗ります。
T:そうですね。飛行機に乗るとき、パスポートがいります。
ひこうきに のるとき パスポートが いります。
T:これは何ですか?
S:辞書です。
T:いつ使いますか。
S1:意味がわからない。
T:S1さん、意味が・・・?
S1:意味がわからないとき、辞書を使います。
5. 動詞(た形) + とき
T:(「ごちそうさまでした」のカードを見せて)ご飯を食べました。言います。何ですか。
S:ごちそうさまでした。
T:そうですね。ご飯を食べました。言います。ごちそうさまでした。
T:ご飯を食べたとき、「ごちそうさま」と言います。
T:(「ただいま」のカードを見せて)これは何ですか?
S:ただいま。
T:そうですね。私は家へ帰りました。言います。ただいま。
T:家に帰ったとき、「ただいま」と言います。
ごはんを たべたとき 「ごちそうさま」と いいます。
いえに かえったとき 「ただいま」と いいます。
T:「ごちそうさま」といいます。「ご飯を食べます」は終わっていますね。
T:だから、た形を使います。
T:「ただいま」といいます。「家に帰ります」のアクションは終わっていますね。
T:だから、た形を使います。
「V1ときV2」のV1が、V2より先に行われるか、後に行われるかでV1の時制が決まる。
①V1→V2の場合、V1はタ形になる。
ご飯を食べたとき、「ごちそうさまでした」と言います。
②V2→V1の場合、V1は辞書形になる。
ご飯を食べるとき、「いただきます」と言います。
練習
●二つの文をつなぐ練習
T:電車に乗ります。切符を買います。
S:電車に乗るとき、切符を買います。
●教科書の問題(B−2 / Bー3)
文型4:<辞書形>と、〜
準備物:絵カード
導入方法:ある動作をすることで、いつも起こる別の動作を話題として取り上げ導入する。
導入方法
T:私はビールが好きです。ビールを飲みます。いつも顔が赤くなります。
T:ビールを飲むと。顔が赤くなります。
T:これは何ですか。
S:春です。
T:そうですね。春になります。いつも(桜の絵カードを見せる)
S:桜が咲きます。
T:春になると、桜が咲きます。
はるに なると さくらが さきます
上記のような場合、使用場面が想像しにくいので、券売機で食券を買う方法やCDプレーヤーの使い方なども例に出して、説明する時によく使われることを指導する。
T:これは何ですか?
S:ご飯を買うチケット。
T:そうですね。見たことがありますか。
S1:はい、牛丼屋で見ました。
S2:空港で見ました。
T:いいですね。じゃあ、どうやってチケットを買いますか、教えてください。
S:お金を入れます。それからボタンを押します。
T:ボタンを押します。チケットが?
S:出ます。
T:ボタンを押すと、チケットが出ます。
ボタンを おすと チケットが でます。
ちなみに、「〜と」は文末に制限があるので、「〜たいです。」、「〜てください」、「〜てはいけません」などは使えません。
展開:〜と、〜があります
T:私は銀行へ行きたいです。今ここにいます。銀行はどこにありますか。
S:交差点を右へ曲がります。左にあります。
T:交差点を右へ曲がると、左にあります。
こうさてんを みぎへ まがると、 ひだりに あります。
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