石や何か硬いものが足の先に当たって転びそうになることを「躓く」と言いますが、ひらがなで書くと「つまづく」、「つまずく」なのでしょうか?
あなたはどちらが正しいかわかりますか?
考えてみると、どっちだったか意外にわからないですよね。
そこで、このページでは「躓く」のかな表現について見ていきましょう。
「つまずく」と「つまづく」はどっちが正しいの?
結論から言ってしまうと、「つまずく」が正解です。
「つまづく」を想像されていた方も多かったのではないでしょうか?
実は日本では昭和21年以前は「歴史的仮名遣い」が使われていたため「つまづく」が使われていましたが、現代では「現代仮名遣い」を使うのが一般的なので「つまずく」が正しい表記となります。
ただし、この単語に関しては例外として「つまづく」と表記しても許容とされています。
実際にパソコンやスマホなどで「つまづく」と入力しても「躓く」の感じが出てくることもありますし、国語辞典によっても「つまづく」が出てくることもあります。
「つまずく」の語源
今では「つまずく」は「躓く」といったちょっとわかりにく漢字で表記されていますが、元々の漢字は「爪突く」だったそうです。
これだと少し意味がイメージしやすくありませんか?
爪が地面を突いている様子、あるいは爪が何かに引っかかった様子から転びそうになるさまや物事がスムーズに進まないさまを表ていることになります。