「うつす」の漢字は色々ありますが、中でもややこしいのは「写す」と「映す」ですね。
あなたはこの2つの漢字をきちんと使い分けていますか?
今回はこれらの漢字の違いについて解説します。
「写す」と「映す」の違い
1. 「写す」が意味するもの
「写す」は文字や文書・絵などの原物を見ながらそれと同じように真似ること、書きとることを表します。
加えて、「コピーする」ことも原物を真似をすることと同様なので「写す」を使うことができます。
「転写」や「模写」という言葉があることからも、イメージしやすいですね。
「写す」の使用例
- ごめん。昨日休んでたから、ノート写させて。
- 急いで黒板の内容をノートに書き写した。
- 契約書の写し。
2. 「映す」が意味するもの
「映す」は鏡やスクリーンなどに物の姿・形が現れるようにすることを意味します。
「映画」が良い例で、あれはスクリーンに光を当てて映像を出していますよね。そのため「映す」という漢字が使われています。
「映す」の使用例
- 池を覗くと、自分の顔が映っていた。
- プロジェクターを使って、ホワイトボードに映画を映す。
まとめ
「写す」と「映す」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「写す」と「映す」の違い
- 写す:原物を見ながらそれと同じように真似ること、書きとること
- 映す:鏡やスクリーンなどに、物の姿・形が現れるようにすること。
漢字からなんとなく意味が似ていそうな2つだが、実は全く異なる。
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