「せこう」を漢字で書くと、「施工」と「施行」というように書けますが、あなたはこの2つの違いがわかりますか?
似ている漢字なので、いざ使うとなるとどっちの漢字を使えば良いか迷ってしまうこともあるはず。
そこで、今回はこれらの違いについて解説します。
「施工」・「施行」は「シコウ」と読むこともできます。
「施工」と「施行」の違い
1. 「施工」が意味するもの
「施工」は計画された工事や建設を実際に行うことを意味します。
「施」には「効果・影響を期待して、事を行う」や「事態を改善するようなことを行う」という意味があり、「工」には「道具を使って物を作る」という意味があります。
これらを組み合わせると、なんとなく意味が想像できるのではないでしょうか。
「施工」の使用例
- 工事を施工する。
- 施工図
- 施工会社
2. 「施行」が意味するもの
「施行」は法令の効力を発生させるといった意味があります。
もう少しシンプルに言えば、「法令を実行する」ということになります。
基本的には「法律」に関していうときに使うことが多いですが、「施行」には「実際に行う」といった意味も持つので、法律以外のことにも使う場合もあります。
「感心」の使用例
- 来月から新しい法律が施行される。
- 手術を施行する。
- 施行命令
- 施行規則
まとめ
「施工」と「施行」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「施工」と「施行」の違い
- 施工:計画された工事や建設を実際に行うこと
- 施行:法令の効力を発生させること、実際に行うこと
施工は工事や建設用語として使うことが多く、施行は法律に関して述べる場合に使うことが多いです。
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