「こうたい」を漢字で書くと、「交代」と「交替」というように書けますが、あなたはこの2つの違いがわかりますか?
似ている漢字なので、いざ使うとなるとどっちの漢字を使えば良いか迷ってしまうこともあるはず。
そこで、今回はこれらの違いについて解説したいと思います。
「交代」と「交替」の違い
実は2つはどちらも「位置や役割を入れ代えること」という同じ意味を持つ漢字なのですが、シーンによって使い分けが異なります。
1. 「交代」が意味するもの
「交代」は「選手交代」や「世代交代」といった言葉で使われ、ある人の役割を別の人が入れかわって引き継ぐことを表します。
そのため、「かわる」という行為が一回限りの場合は「交代」を使うことが多いです。
「交代」の使用例
- 政権交代
- バッター交代
2. 「交替」が意味するもの
一方で、「交替」は一回限りでなく、複数回「かわる」場合に使うことが多いです。
例えば「車の運転を交替する」は、一回きりではなく、代わり番子で何度も繰り返しますよね。
このように何度か「かわる」ことがある場合は「交替」を使います。
ただし、これらはあくまでも傾向の話なので、必ずしも1回きりなら「交代」、複数回なら「交替」という訳ではないので注意しましょう。
「交替」の使用例
- 交替勤務
- シフト交替
まとめ
「交代」と「交替」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「交代」と「交替」の違い
- 交代:「かわる」のが1回きりの場合に使われる。
- 交替:ローテーションのように複数回「かわる」可能性がある場合に使われる。
どちらも傾向としての話なので、必ずしもそうとは言い切れない。
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