日本の言葉

【漢字】「勤める」と「務める」と「努める」の違い

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

「つとめる」を感じで書くと、「勤める」、「務める」、「努める」と3つも出てきてややこしいですよね。

文章を書いている時に、「この漢字で正しいのかなぁ・・・」と不安になる人もいるはず。

そこで、今回はこれらの違いについて解説したいと思います。

「勤める」と「務める」と「努める」の違い

1. 「勤める」が意味するもの

「勤める」は職について働くことを意味します。

「勤務」や「通勤」とい単語に使われていることを考えれば、容易に意味を想像できますね。

会社で働くことなので、使用範囲は狭いです。

「勤める」の使用例
  • 会社に勤める
  • 40年、こちらの会社に勤めてきました

2. 「務める」が意味するもの

「務める」は任務や使命を全うすることを意味します。

仕事においてその人その人に役割がありますよね。その役割をきちんと果たすことを表します。

「務める」の使用例
  • 次の舞台で主役を務めることになった。
  • 夫を支えるのが妻の務めです。

3. 「努める」が意味するもの

「努める」は目的や目標を達成するために頑張ることを意味します。

「努力」という単語に使われていることを考えれば、意味を想像しやすいのではないでしょうか。

また、「努める」は「勉める」や「力める」のように書くこともできますが、一般的には「努」を使います。

「努める」の使用例
  • 学生時代は勉学に努めました
  • 今後もサービス向上に努めてまいります。

まとめ

「勤める」と「務める」と「努める」の違いがわかりましたか?

最後に、3つの違いについてまとめておきます。

「勤める」と「務める」と「努める」の違い
  • 勤める:職について働くこと。
  • 務める:任務や使命、役割を果たすこと。
  • 努める:目標達成のために頑張ること。