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【漢字】「称賛」と「賞賛」の違い

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「称賛」と「賞賛」

どちらも「しょうさん」と読む漢字で、なんとなく褒める時に使うことはわかると思いますが、この2つにはどういった違いがあるのでしょうか?

今回はややこしいこれらの漢字の違いについて、解説していきます。

「称賛」と「賞賛」の違い

1.「称賛」が意味するもの

「称賛」は言葉に出して褒めることを意味します。

「称」という漢字には元々「てんびんに上げで重さをはかる」という意味があり、そこから転じて「持ち上げる」、「はかる」などの意味が誕生しました。

一方「賛」は「たたえる」といった意味あるので、これらの言葉を繋なげることで「言葉にして褒める」という意味を表します。

2.「賞賛」が意味するもの

「賞賛」も実は「称賛」と同じく褒めることを意味する言葉です。

しかし、「賞」という漢字が使われていることから金品をあげて褒めるというニュアンスがあります。

そのため、例えば賞金や優勝カップを受け取るような場面で使うことになるわけですが、実際には金品を受け取って褒められるようなケースは限定されるため、一般的には「称賛」を使います。



まとめ

「称賛」と「賞賛」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「称賛」と「賞賛」の違い
  • 称賛:言葉に出して褒めること
  • 賞賛:金品をあげて褒めること