「回り」と「周り」。
どちらも「まわり」と読める漢字ですが、この2つ意味が似ていてややこしいですよね。
あなたはこの2つの違いを説明できますか?
今回は紛らわしいこれらの漢字の違いについて解説していきます。
「回り」と「周り」の違い
1.「回り」が意味するもの
「回り」は「回転」や「巡回」といった熟語で使用されているように、まわること、めぐること意味する言葉です。
つまり、「回り」は動作を表すことになります。
そのため「公園をひとまわりする」のように「グルっとまわる」動作を表す場合は「回」の漢字を使います。
「回り」を使った例
- 公園を一回りする。
- 前回りする。
また、今回は「周り」との違いについての解説なので、詳しい説明は割愛しますが、「回り」には次のような意味も持ちます。
- ある範囲に行き渡ること、広がること
→火の回りが早い - 順に移っていくこと
→得意先回り - ある地点を通っていくこと
→遠回りする
2.「周り」が意味するもの
「周り」は「周辺」や「周囲」という熟語があるように、近い範囲やそのものを取り囲んでいる範囲を指します。
「回り」とは違い「範囲」を表しているのがポイントです。
そのため、「駅のまわり」や「池のまわり」と言いたい場合は、「範囲」について述べたい場合は「周」の漢字を使います。
「周り」を使った例
- 家の周りに不審な男がいる。
- 周りがうるさくて集中できない。
まとめ
「回り」と「周り」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「回り」と「周り」の違い
- 回り:まわること、めぐること。動作を表す。
- 周り:近い範囲やそのものを取り囲んでいる範囲。
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