「周知」と「衆知」。
どちらも「しゅうち」と読む漢字ですが、これらの違いは何か説明できますか?。
今回は紛らわしいこの2つの漢字について解説していきます。
「周知」と「衆知」の違い
1.「周知」が意味するもの
「周知」は広く世間に知れ渡っていること、または広く知らせることを意味します。
つまり、みんなが知っているようなことを述べたい場合、この漢字を使います。
「周り」と「知る」の漢字の組み合わせなので、なんとなく意味が想像しやすいのではないでしょうか。
「周知」を使った例
- 周知の事実
- 周知のとおり、・・・
- 周知徹底をはかる
2.「衆知」が意味するもの
「衆知」は多くの人々の知恵を表す言葉です。
「衆」は「多くの人」という意味があり、知は「知恵」を表します。
そのため「周知」の「知」と「衆知」の「知」は意味が異なりことになります。
「衆知」を使った例
- 衆知を集める
- 衆知を結集させる
ちなみに、「衆知」を「衆智」と書くこともあるので、合わせて覚えておきましょう。
まとめ
「周知」と「衆知」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「周知」と「衆知」の違い
- 周知:広く世間に知れ渡っていること、または広く知らせること。
- 衆知:多くの人々の知恵。
よって、それぞれで意味が全く異なる。
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