「会う」と「合う」と「遭う」と「逢う」の違い
1.「会う」が意味するもの
「会う」は、互いに顔を向き合わせること、場所を決めて対面することを意味します。
「駅で友達に会う」、「偶然知り合いに会った」というように使います。
英語では「meet」や「see」などで表すことができます。
2.「合う」が意味するもの
「合う」は一致する、調和する、一緒になるといった意味があります。
例えば「趣味が合う」といえば、相手と趣味や好きなものの傾向が同じであることを表し、「サイズが合う」といえば、服のサイズがぴったりであることを表します。
英語では「fit」や「match」、「suit」などで表現することができます。
「合う」を使った例
- 息が合う
- 気が合う
- 相性が合う
3.「遭う」が意味するもの
「遭う」は好ましくない経験をすることを意味します。
「被害に遭う」や「事故に遭う」のように、常にネガティブな意味で使われます。
英語では「encounter」で訳されることが多いですが、この単語には「偶然出会う」という意味もあり、常にネガティブな意味を持つということではありません。
「遭う」を使った例
- 雨に遭う
- ひどい目に遭う
- 盗難に遭う
4.「逢う」が意味するもの
「逢う」は「会う」と同じく対面することを表す言葉ですが、親しい人や、好意を抱いている人と対面すること、見ず知らずの人と運命的に対面することを表す際に使います。
英語では「date with」や、「hang out with」のように訳すことができます。
「逢う」を使った例
- 彼女とはこの公園で初めて出逢ったんだ。
- 彼に早く逢いたい。
まとめ
「会う」と「合う」と「遭う」と「逢う」の違いがわかりましたか?
最後に、4つの違いについてまとめておきます。
「会う」と「合う」と「遭う」と「逢う」の違い
- 会う:顔を向き合わせること、対面すること。
- 合う:一致すること。調和すること。
- 遭う:好ましくない経験をすること。
- 逢う:親しい人、好意を抱いている人と対面すること。運命的に対面すること。
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