日本語の教え方

中・上級におすすめの読み物教材「クローズアップ日本事情 日本語で学ぶ社会と文化」

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今回は中級・上級向けにおすすめの読み物教材「クローズアップ日本事情」を紹介。

「クローズアップ日本事情 日本語で学ぶ社会と文化」ってどんな本?

クローズアップ日本事情 日本語で学ぶ社会と文化」は中級・上級向けの読み物教材で、本書を通して「日本の暮らし」や「季節の行事」、「歴史」など日本事情で取り上げられることの多い項目を楽しく学ぶことができるように設計されています。

本書に登場する写真は全てカラー印刷なので見やすく、日本人の私たちが読んでも楽しめる本となっています。

レベルはN3以上向けで、難しい語彙も登場しますが、巻末に文章の英訳が書かれているので困ったときには意味を確認しながら読み進めることができます。

本書のトピック

  1. 日本ってどんな国?
  2. 都市の暮らし・地方の暮らし
  3. 日本の旅を楽しもう
  4. いただきます!
  5. 季節を楽しむ年中行事
  6. 知っておきたい日本の歴史
  7. 伝統文化体験
  8. 現代文化とポップカルチャー
  9. スポーツの楽しみ方
  10. 前進を続ける科学技術
  11. 地球のためにできること
  12. 教育と子供たち
  13. 産業構造
  14. 政治と憲法
  15. 多文化共生社会を目指して
  16. 内容確認問題・語彙リスト・英訳



本書の構成

本書の構成は、次のような流れで進めていきます。

  1. Section1
  2. Section2
  3. Task
  4. 扉の関連情報

1. 扉

ここでは、ユニットのテーマを象徴する写真が紹介されています。

写真を見ながら、教師の方は「これ知ってますか?」や「何ですか?」のような質問をして、学習者の興味を高めるといいでしょう。

2. Section1

ここでは、読解教材として「である体」で書かれています。見慣れないユニット特有の語彙も多数登場するので、少し難しいかもしれませんが、必要な語彙はどんどん増やしていきましょう。

3. Section2

こちらのセクションでは、「会話」なので、話し言葉で書かれています。

役割によって言葉を使い分けていることを学べます。

Task

Section1、Section2にはそれぞれ文章に関連するタスクが用意されています。

グラフや写真を参考にしながら、自分で調べたり、ペアやグループで話し合ったりすることで、日本語で書かれた資料の使い方を学習することが可能です。

扉の関連情報

各ユニットの最後に、「扉」で出てきた写真の「知っていますか」の答えに当たる情報が掲載されています。

最後のまとめとして確認したり、事前に予習として読んできてもらい、授業の始めに色々質問するといいでしょう。

 

口コミ

日本を理解する

日本に来て三年。けど聞かれてわからないのが恥ずかしい!この本がちょうどいいです。

でも、中国人としては言わないいけないのが、台湾はともかく、香港まで「国」、「国家」に分別するのがあんまりです。常識でしょう。いくら中国が嫌っても、これは勘弁してほしいです。

引用元:Amazonカスタマーレビュー

 Interesting book. Suitable for learner with some basics in japanese

引用元:Amazonカスタマーレビュー

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最後に

今回は中級・上級向けにおすすめの読み物教材「クローズアップ日本事情」を紹介しました。

内容も面白いものが多いので、中・上級向けの読み物を探している人はぜひチェックしてみてください。