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【漢字】「履く」と「穿く」の違い

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「履く」と「穿く」。

どちらも「はく」と読み、衣類を身につける時に使われる語ですが、あなたはこの2つの違いが説明できますか。

今回は紛らわしいこれらの漢字の違いについて解説します。

「履く」と「穿く」の違い

1. 「履く」の意味

「履く」は足先に衣類をつけることを意味する言葉です。

「足先」なので、具体的には次のようなものを指します。

  • サンダル
  • スリッパ
  • 下駄
  • 草履

要は「はきもの」と呼ばれるものには「履く」を使います。

実際、「はきもの」も漢字で書くと「履き物」と書きます。

2. 「穿く」の意味

「穿く」は下半身に身につけることを意味します。

もう少し、わかりやすく言えば、足を通して着るものが該当します。

具体例を挙げると次のような物です。

  • パンツ
  • スカート
  • ストッキング
  • ジーンズ

これらは「履く」ではなく「穿く」を使います。

3. 靴下は 履く? 穿く? どっち?

靴下は穴があって、足を通しますよね。でも、足先に付けるものでもあります。

では、どちらの漢字を使えば良いのかと言うと、どちらでもいいです。

人によって解釈が異なり、辞書でもそれぞれ表記が異なります。

まとめ

「履く」と「穿く」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「履く」と「穿く」の違い
  • 履く:足先に衣類をつけること。
  • 穿く:足を通して着ること。