日本の言葉

【日本の漢字】「羽」と「羽根」の違い

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突然ですが、あなたは「羽」と「羽根」の違いがわかりますか?

どちらも「はね」と読むことができる感じですが、2つの漢字にはどういった違いがあるのでしょうか。

今回はこの2つの違いについて紹介します。

「羽」と「羽根」の漢字の違い

1. 「羽」が意味するもの

「羽」は鳥の毛や昆虫の体の両側にはえて左右に伸びている、飛ぶための器官を指します。

イメージにするとこのようになります。

2. 「羽根」が意味するもの

「羽根」は鳥類の羽から抜け落ちた一本一本のものや、羽を加工したもの、またはその形状を模倣したものを指します。

イメージにすると次のような感じです。

その他にも「扇風機のはね」や「ヘリコプターのプロペラ」などは対になっているわけではなく、羽根に形状に似ているため「羽根」が使われます。

しかし飛行機の場合は、対になっており、鳥の翼の形をイメージしているため「羽」が使われます。

「はね」を使った熟語

日本語には「はね」を使った熟語がありますよね。

例えば

  • はねを休める
  • はねを伸ばす

といったものです。

これは「羽」と「羽根」のどちらを使うのが正しいでしょうか?

答えは、鳥の翼に例えた比喩表現なので「羽」が正しいです。

まとめ

なんとなく「羽」と「羽根」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「羽」と「羽根」の違い

羽:鳥の毛や昆虫の体にはえている飛ぶための器官。比喩表現でも使われる。

羽根:鳥類の羽から抜け落ちた一本一本のもの、「羽」を加工したもの、またはその形状を模倣したもの