文型の違い

【日本語の文型】「~したほうがいい」と「〜したらどうですか」の違い

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何か相手にアドバスをするときの表現に「〜たらどうですか」と「〜たほうがいい」という表現がありますね。

例えば、次のような文です。

例文

・進学するか悩んでるの?じゃあ、先生に相談したほうがいいよ

・進学するか悩んでるの?じゃあ、先生に相談してみたらどう

どちらも、先生に相談するようにアドバイスをする表現ですね。

じゃあ、これらの2つにはどういった違いがあるのでしょうか。

今回は「~たほうがいい」と「~たらどうですか」の違いを確認しましょう。

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「〜たほうがいい」と「~たらどうですか」の違い

では、次の例文を見てください。

A:今度、彼女の誕生日なんだけど、何を買えばいいかな。

B:じゃあ、(①財布を買ったほうがいいよ / ②財布を買ったらどう)。

上の文ではどっちを使いますか。

多くの人が②を使うのではないでしょうか。

なんか①は「絶対をそれを買わなきゃいけない」って言われてるみたいだな。

じゃあ、次の文ではどうでしょうか。

A:なんか体がだるくて、3日前から咳が止まらないんだ。

B:えぇっ!、(①早く病院に行ったほうがいいよ / ②早く病院に行ったら

どう)。

今度は①の「〜たほうがいい」のほうがしっくり来ませんか?

実はどちらもアドバイスを与える表現としては共通しているのですが、「〜たほうがいい」は「絶対に〜するのがいい」と強く勧めたり「〜しなかったら悪い結果になる」と忠告するときに使う表現なのです。

ですから、使い方を間違えると1つ目の例文のように押し付がましく聞こえる場合があります。

一方、「〜たらどうですか」は相手に提案する言い方なので、単にアドバイスをあげる場面ではこちらの表現のほうが適切です。

つまり、アドバイスを与える時は、文脈に合わせて「〜たらどうですか」なのか「〜たほうがいい」なのかを選ぶ必要があるから注意してね!



まとめ

今回は「〜たらどうですか」と「〜たほうがいい」の違いについて紹介しました。

違いをまとめると以下のようになります。

「〜たらどうですか」と「〜たほうがいい」の違い
  1. 「〜たらどうですか」:提案する時の表現
  2. 「~たほうがいい」:強く勧めたり、忠告する時の表現