日本の言葉

【日本の言葉】「いえ」と「うち」の違い

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外国人に日本語を教えていると初級の初期の頃に「いえ」と「うち」という単語が登場します。(一方だけしか教えない教科書もあります。)

漢字で書くとどちらも同じ「家」が使われるのですが、これら2つの言葉にはどういった意味があるのか理解していますか。

今回は「いえ」と「うち」の違いを見ていきましょう。

家(うち)が意味するもの

「うち」は心理的な意味合いで「家」を表す場合に使われる傾向にあります。

例えば、以下のような例文の場合は「うち」を「いえ」に置き換えるとちょっと違和感のある文になってしまいます。

例1
⭕️毎週土曜日、うちでは私が料理を作ることになっています。
❌毎週土曜日、いえでは私が料理を作ることになっています。

例2
⭕️うちは4人家族です。
❌いえは4人家族です。

上記の例では「うち」は建物の家そのものを表しているのではなく、「家庭」や「家族」といった意味を持ちますね。

こういった場合は「いえ」が使えません。

英語に訳すと”home”や”family”といったところです。



家(いえ)が意味するもの

「いえ」は物理的な意味合いで「家」を表す場合に使われる傾向にあります。

つまり下の写真の家のように「家」そのものを表すことになります。

例文
彼の家は大きいです。
来週、新しい家に引っ越します。

そのため、「家(いえ)」は英語に訳すと”house”となります。

「いえ」は「うち」は置き換え可能?

先ほど、「いえ」は物理的な意味合いで使い、「うち」は心理的な意味合いで使うという話をしましたが、「いえ」は基本的に「うち」置き換えて使うことができます。

  • 来週、新しい(いえ / うち)に引っ越します。
  • そろそろ(いえ / うち)に帰ります。

「いえ」と「うち」の違いまとめ

「いえ」と「うち」の違い
  • いえ:物理的な意味合いを持ち、家そのものを表す。「うち」で置き換え可能。英語の”house”に相当する。
  • うち:心理的な意味合いを持ち、「家庭」や「家族」という意味でも使われる。英語の”home”や”family”に相当する。

上記を見ればわかる通り、「うち」の方が「いえ」よりも意味の範囲が広いことがわかります。

なので、どうしてもどっちを使えば良いのかわからないという場合は「うち」を使えば良いでしょう。