学校で教育を受けている子供を「児童」と言ったり「生徒」と言ったり、「学生」と言ったりしますが、これらにはどのような違いがあるのでしょうか?
今回は紛らわしいこれらの言葉の違いを解説します。
「児童」と「生徒」と「学生」の違い
それぞれの言葉は学校教育法とそれ以外の法律(道路交通法、児童福祉法など)で、定義が異なります。
そのため、今回は学校教育法に基づいた「児童」、「生徒」、「学生」の違いについて解説します。
1.「児童」が意味するもの
「児童」は、初等教育を受けている者を指します。
初等教育とは、小学校や特別支援学校の小学部のことです。
つまり、簡単に言えば小学生のことを「児童」と呼びます。
2.「生徒」が意味するもの
「生徒」は、中等教育を受けている者を指します。
中等教育とは、中学校、高校における教育のことです。
つまり、中学生、高校生は「生徒」に該当するということになります。
加えて、塾で教えを受ける者も一般的には「生徒」に含まれます
3.「学生」が意味するもの
「学生」は高等教育を受ける者を指します。
ここまで来ると、「高等教育」が何かは想像がつくと思いますが、大学や専門学校での教育のことです。
つまり大学生、専門学校生は「学生」に当たります。
もう一歩!
「学生」という言葉は学生証や、学生服、学生割引のように様々な場面で使われています。
これは大学生だけを対象にしているのではなく、中学生や高校生も用いられます。
実際、「生徒服」や 「生徒割引」なんて言わないですよね!
まとめ
「児童」と「生徒」と「学生」の違いがわかりましたか?
最後に、3つの違いについてまとめておきます。
「児童」と「生徒」と「学生」の違い
- 児童:初等教育を受ける者。小学生。
- 生徒:中等教育を受ける者。中学生、高校生。
- 学生:高等教育を受ける者。大学生。
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