日本の言葉

【日本の漢字】「十分」と「充分」の違い

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「じゅうぶん」って漢字で書くと「十分」と「充分」の2つありますよね。

あなたはきちんと、この2つを使い分けていますか?

今回は、考えてみると意外とややこしいこの「十分」と「充分」の違いについて、解説したいと思います。。

「十分」と「充分」の漢字の違い

1. 「十分」が意味するもの

「十分」は数値的・物理的に物事が満たされていることを意味します。

数字の「十」が使われていることからも、数値化することができ、客観的に満たされているかどうかが分かる状態といえます。

「十分」の使用例
  • 今日はお客さんが十分集まったから安心だ。
  • あまり勉強しなかったし、70点取れれば十分だ。

2. 「充分」が意味するもの

「充分」は、精神的に満たされていることを表します。

つまり、感覚や感情を表したいときに使うことが多いです。

また、精神的に満たされているかどうかは数値化することができないので、主観的に満たされているかどうかがポイントになります。

「充分」の使用例
  • 今の給料で、充分幸せです。
  • ありがとうございます。お気持ちだけで充分です。

まとめ

「十分」と「充分」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「十分」と「充分」の違い
  • 十分:数値化することができ、客観的に満たされていることを表す。
  • 熱い:数値化することができず、主観的に満たされているかことを表す。主に精神的に満たされているかどうか。