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【言葉】「コップ 」と「カップ」の違い

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飲み物を飲むときに使う容器「コップ」と「カップ」。

英語ではどちらも「cup」に該当する単語ですが、これら2つの単語にはどう言った違いがあるのでしょうか?

今回は「コップ」と「カップ」の違いについて解説します。

「コップ」と「カップ」の違い

1. 「コップ」の意味

「コップ」や「カップ」はオランダ語で「飲料を入れる容器」を意味する”kop“から来た言葉で、日本では取手のついていない容器のことを表します。

元々はガラスでできたものを指していましたが、時代の流れともに材質を問わず、ガラス、プラスチック、紙でできた取手無しの容器のことを全てコップと呼ぶようになりまいた。

ただし、取手の有無や材質に関係なく、「飲み物を入れる容器の総称」として「コップ」という言葉を使うこともあるので覚えておきましょう。

コップとは・・・

  1. 取手がついていない容器。
  2. 飲み物を入れる容器の総称。

2. 「カップ」の意味

「カップ」は、取手のついている容器のことを表します。

「コーヒーカップ」とか「マグカップ」とか「カップ」が付いている物を想像するとわかりやすいですね。

これらには全て取手がついています。



カップヌードルはどうして「カップ」?

カップヌードルの容器には取手がついていないのに「カップ」が使われていますね。

どうして「コップヌードル」じゃないのでしょうか?

これはカップヌードルの発明者「安藤百福」が、アメリカで見た「アメリカ人がコーヒーカップにラーメンを入れて食べている姿」をヒントにカップヌードルを発明したためです。

もし、アメリカで見た物が「コップに入れてラーメンを食べる姿」であれば「コップヌードル」になっていたかもしれません。

まとめ

「コップ」と「カップ」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「コップ」と「カップ」の違い
  • コップ:取手が付いていない容器。飲料を入れる容器全般。
  • カップ:取手が付いている容器。