「夫」と「主人」と「旦那」。
どれも配偶者(男性)を表す時に使われる言葉ですが、これらの言葉にはどういった違いがあるのでしょうか?
今回はこの3つの言葉について紹介します。
「夫」と「主人」と「旦那」の違い
1. 「夫」の意味
「夫」は結婚した男女のうちの男性を表す言葉です。
「今、私の夫は海外へ出張中です。」や「彼の夫はリストラにあったらしいよ。」のように自分の配偶者、あるいは第三者の配偶者には使うことができます。
しかし、「あなたの夫は社長になって聞いたんだけど、本当?」のように話し相手(聞き手)の配偶者に対しては使うことはできません。
また、「夫」は公的な場面でも使われます。
例えば、市役所や会社の書類などで続柄を記載する際に「夫」と書きますが、「主人」や「旦那」は使うことができません。
2. 「主人」の意味
「主人」は結婚している女性が自分の配偶者を指す場合に使われる言葉で、「夫」と違い、話し相手の配偶者に対しても使うことができます。
自分の配偶者に対して使う場合、配偶者を立てる表現のため、「夫」よりも丁寧な言い方になります。
しかし、「主人」は本来、一家のあるじ、自分の仕えている人という意味の言葉で上下関係や主従関係を表すため、近年では使用を避ける人もいます。
3. 「旦那」の意味
「旦那」は、成人男性に対する敬称で、商人が男性客を呼ぶ際や、奉公人が主を呼ぶ時に使う言葉ですが、男性配偶者を指す言葉としても使われます。
男性配偶者の意味で使う場合は「主人」よりもカジュアルで、親しい間柄の人と話す場合はこちらが使われます。
そのため、初対面や目上の人と男性配偶者について話す場合は「夫」や「主人」、友達や親しい間柄の人と話す場合あh「旦那」を使います。
まとめ
「夫」と「主人」と「旦那」の違いがわかりましたか?
最後に、3つの違いについてまとめておきます。
「夫」と「主人」と「旦那」の違い
- 夫:聞き手の配偶者に対しては使うことはできない。公的な場面で使われることが多い。
- 主人:「夫」よりも丁寧。「主人」は上下関係や主従関係を表すため、近年では使用を避ける人もいる
- 旦那:「主人」よりもカジュアル。友達や親しい間柄の人と話す時に使う。
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