日本の言葉

【日本の漢字】「探す」と「捜す」の違い

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何かを見つけ出そうとする行動をすることを、「さがす」と言いますが、漢字で書くと「探す」と「捜す」の2種類あります。

今回はこの2つの漢字の違いについて解説します。

「探す」と「捜す」の漢字の違い

1. 「探す」が意味するもの

「探す」は「宝を探す」や「仕事を探す」のように欲しい物・手にした物を求めて行動することを意味します。

対象となる物や人は実際に存在しているかどうかわからなくても、使うことができます。

「探す」の使用例
  • ルフィはワンピースを探しに旅を始めた。
  • 宝石を探しに、男たちは洞窟に入っていった。

2. 「捜す」が意味するもの

「捜す」は「捜索する」といった単語があるように、見えなくなった物やいなくなった人を見つけ出そうと行動することを表します。

そのため、対象となる物や人は実際に存在していることになります。

「捜す」の使用例
  • 迷子を捜す。
  • 犯人を捜す。

まとめ

「探す」と「捜す」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「探す」と「捜す」の違い
  • 探す:欲しい物・手にした物を求めて行動すること。対象物は存在しているかどうかわからない物でも良い。
  • 捜す:見えなくなった物やいなくなった人を見つけ出そうと行動すること。対象物は存在している物。