日本の言葉

【言葉】「ワイシャツ 」と「カッターシャツ」の違い

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ジェケットの下に着る襟の付いたシャツのことを「ワイシャツ」や「カッターシャツ」と言いますね。

あなたはこの2つの意味の違いが説明できますか?

今回はこれらの2つの言葉について解説します。

「ワイシャツ 」と「カッターシャツ」の違い

1. 「ワイシャツ」の意味

ワイシャツは英語「white shirt(ホワイト シャツ)」から来た言葉で、和製英語です。

なぜ「ホ」がないの?と疑問に思う人もいるかもしれませんが、日本人にとって「white」の「ホ」は聞き取りにくい音のため「ワイ シャーツ」と聞こえてしまうためです。

「white shirt」から転じた言葉なので、白いシャツを指すのかというとそうではありません。

日本では襟付きのシャツで、スーツの下に着るシャツであれば色が何色でも、柄があってもワイシャツと呼びます。

2. 「カッターシャツ」の意味

「カッターシャツ」は、スポーツ用品メーカーのミズノが作ったスポーツ用のシャツで、発売当時は商法名であったが、現在はワイシャツのことを指します

つまり、ワイシャツとカッターシャツは同じものを指すことになりますが、東日本では「ワイシャツ」を西日本では「カッターシャツ」を使うことが傾向として多いようです。

また地域によっては、サラリーマンが着るシャツを「ワイシャツ」と呼び、学生が着るシャツを「カッターシャツ」と呼ぶ地域もあります。

これは、カッターシャツが元々スポーツ用のシャツとして販売されたためではないかという説もありますが、実際のところはっきりとした理由はわかっていません。

 

ちなみに「カッターシャツ」という名前は、ミズノの創業者「水野利八」さんが野球観戦の時に、「勝った、勝った」と喜ぶ観客からヒントを得て「(勝った)シャツ」→「カッターシャツ」と名前をつけたそうです。



まとめ

「ワイシャツ」と「カッターシャツ」の違いがわかりましたか?

最後に、2つの違いについてまとめておきます。

「ワイシャツ」と「カッターシャツ」の違い

どちらも襟付きのシャツのことを指すが、東日本では「ワイシャツ 」、西日本では「カッターシャツ」が使われる傾向にあります。

また、サラリーマンが着るシャツを「ワイシャツ」、学生が着るシャツを「カッターシャツ」と呼ぶ地域もある。