日本の言葉

【日本の言葉】「将来」と「未来」って何が違うの?

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外国人にとって、日本語はとっても難しい言葉ということは有名な話ですよね。

日本人の我々が普段、何気なく使っている言葉でも外国人にとっては「それってどういう意味?」と感じることがたくさんあります。

特に日本語には似た言葉がたくさんあるので、それらのニュアンスの違いを理解するのが結構、大変なんです。

例えば、タイトルにある「将来」と「未来」の違いですが、皆さんはこの2つの単語の意味の違いを説明できますか。

「将来」も「未来」も英語では「future」の1単語で片付けられてしまいます。

今回は日本人でも説明が難しいこの「将来」と「未来」の違いについて見てみましょう。

「将来」と「未来」の違い

どちらの言葉も過去や現在ではなく、先のことを表す単語ですね。

では、それぞれの単語を使って色々と例文を考えてみましょう。

(例文1)
① 私は将来、医者になりたいです。

② 私は未来、医者になりたいです。

上の例文はどうでしょうか。「未来」を使った例文②が不自然ですね。

では、次の例文はどうでしょうか。

(例文2)
③ 500年先の将来なんて、誰にも予測できない。

④ 500年先の未来なんて、誰にも予測できない。

今度はいかがでしょうか。「将来」を使った例文③がちょっと不自然ですね。

なんとなくニュアンスの違いがわかってきましたか?

もう少し例文を見てみましょう。

(例文3)
⑤もういい年なんだから、もう少し君も将来のことをきちんと考えた方がいいよ。

⑥もういい年なんだから、もう少し君も未来のことをきちんと考えた方がいいよ。

⑥が不自然であることが容易にわかりますね。

ここまでで幾つか例文を見てきましたが、不自然と感じる文と自然と感じる文にはどういった違いがありましたか?

「将来」は「私」や「君」など具体的な人物がいて、それら特定の人物がこれから先に訪れるかもしれない体的な時間について述べる時に使われています

一方で、「未来」は「500年先(の世界)」のように、広範囲なことを述べる時に使われています。また「私」や「君」など特定の人物が示されず、みんなに平等に訪れる時間について言う時に使われます。

まとめ

今回は日本語の「将来」と「未来」の違いについて紹介しました。

なお、上の書籍には2つの違いについて以下のように説明がありますが、

将来:具体的な人や組織などがこれから持つであろう具体的な時間
未来:過去、現在と対立する客観的な時間の概念である

ちょっと説明が難しいかもしれませんが、「未来」は単に先の時間について述べたもの、「私」や「あなた」など具体的な人や組織が対象となっていないことがポイントとなっています。