文型の違い

【日本語の文型】「〜と言っていました」と「 〜そうです」の違い

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伝聞表現には色々ありますが、初級の日本語で登場するのが「~そうです」と「~と言っていました」ですね。

例えば次のような文です。

・田中さん、今日のパーティーに参加できないと言っていましたよ

・田中さん、今日のパーティーには参加できないそうです

どちらも、田中さんがパーティーに参加できないという情報を知り、それを誰かに伝えている表現ですが、この2つにはどういった違いがあるのでしょうか。

今回は伝聞表現「~と言っていました」と「~そうです」の違いについてです。

「~と言っていました」と「~そうです」の違い

先に答えを言ってしまうと2つの違いは情報源が異なる可能性があるということです。

冒頭の例文「田中さん、今日のパーティーに参加できないと言っていましたよ。」、これは田中さん本人から聞いた情報で、それを他の誰かに伝えていますよね。

では「田中さん、今日のパーティーには参加できないそうです。」、この文はどうでしょうか。

この場合、田中さん本人に聞いた情報かもしれませんし、別の誰かが情報源である可能性もありますよね。

このように「~と言っていました」は情報源がその発言をした人であるのに対して、「~そうです」は情報源がその発言をした人以外である可能性もあるという違いがあります。



まとめ

今回は伝聞表現「~と言っていました」と「~そうです」の違いについて紹介しました。

みんなの日本語を使っている場合、初級の後半に登場するので、学生から質問されても答えられるように準備しておきましょう。

  • ~と言っていました:第33課
  • ~そうです(伝聞):第47課
「〜と言っていました」と「〜そうです」の違い
  • ~と言っていました:情報源はその発言をした人
  • ~そうです:は情報源はその発言をした人以外である可能性もある