「付ける」と「着ける」
どちらも「つける」と読む漢字で、意味が似ていて紛らわしい言葉ですが、あなたは意味の違いがわかりますか?
「身に付ける」と「身に着ける」は何が違うのでしょうか?
今回はこれらの漢字の違いについて解説していきます。
「付ける」と「着ける」の違い
1.「付ける」が意味するもの
「付ける」はくっつける、離れない状態にするといった意味があります。
対象は、目に見えるものでも、「知識」や「経験」といった目に見えないものでも使うことができます。
「付ける」を使った例
- ちょっと、服にシミなんか付けちゃって・・・。洗うの大変なのよ。
- テープでポスターを貼り付けた。
2.「着ける」が意味するもの
「着ける」は着用する、身にまとう、体の一部を触れさせるといった意味を持ちます。
「着」という漢字が使われていることから、「指輪をつける」のようにやアクセサリーや衣服に関していう場合は「着」の漢字が使われます。
英語に訳すと「wear」が使われます。
「着ける」を使った例
- ピアスを着ける。
- 帯を着ける∫
3.「身につける」は「付ける」と「着ける」のどっち?
これは、場合によって異なります。
衣類やアクセサリー類について「着用する」の意味で使うのであれば「身に着ける」が使われますが、知識や習慣、技術などについて述べるのであれば「身に付ける」が使われます。
でも、知識や技術をくっつけるってなんか意味が変・・・
そう感じる人もいるかもしれませんが、得た知識や技術は体の一部となって離れない状態になると考えればわかりやすいかもしれません。
まとめ
「付ける」と「着ける」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「付ける」と「着ける」の違い
- 付ける:くっつける、離れない状態にする。くっつける対象は目に見えるもの、見えないもの(知識、経験、教養など)どちらも可。
- 着ける:着用する、身にまとう、体の一部を触れさせる。主に衣類やアクセサリーに使う。
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