文型の違い

【日本語の文型】「〜上は」と「〜以上は」の違い

「〜するのだから、当然・・・だ」という意味を表す文型に「〜上は」と「〜以上は」という文型があります。

例えば、次のような文です。

・我々の秘密を知った上は、生かしてはおけない。

・我々の秘密を知った以上は、生かしてはおけない。

ちょっと例文がいまいちかもしれませんが、どちらも「秘密を知ったのだから、当然生かして帰すわけにはいかない」という意味の文ですね。

では、この2つの文型にどういった違いがあるのでしょうか?

今回は「〜上は」と「〜以上は」の違いについて見ていきましょう。

「〜上は」と「〜以上は」の違い

2つの文型は基本的に同じ意味になりますが、「〜上は」は追い詰められている状況、厳しい状況にある場合に使われます。

例えば、次の例文を見てください。

・お金を借りた上は、きちんと返すのが当然だろう。
・お金を借りた以上は、きちんと返すのが当然だろう。

・財布を拾った上は、警察に届けるのが当然だろう。
・財布を拾った以上は、警察に届けるのが当然だろう。

どちらも、当然すべきことについて述べている文ですが、「〜上は」を使った文は少し変じゃないでしょうか?

その理由はどちらも、追い詰められている状況、厳しい状況にないからです。

こういった場合は「〜上は」を使うことができず、「〜以上は」を使わなければなりません。



まとめ

今回は「〜上は」と「〜以上は」の違いについて紹介しました。

2つの意味は似ていますが、状況によって「〜上は」が使えないこともあるので注意しましょう。

「〜上は」と「〜以上は」の違い

どちらも意味はだいたい同じだが、「〜上は」の方は追い詰められている状況、厳しい状況にある場合に使われる。

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