日本の言葉

【日本の言葉】「山」と「丘」って何が違うの?

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

突然ですが、あなたは「山」と「丘」の違いがわかりますか?

「丘」と聞くと、山に比べ小さい、低いものを想像しがちですが、実際はどうなのでしょうか。

このページでは似た意味を持つ言葉「山」と「丘」の違いについて解説していきます。

「山」と「丘」の意味と定義

「山」を辞書で引くと、

陸地の表面が周辺の土地よりも高く盛り上がった所

引用元:goo辞書

「丘」を辞書で引くと、

小高くなった土地山よりも低く、傾斜もなだらかなもの。

引用元:goo辞書

と書かれていることから、山よりも低いものが丘であるということはわかります。

しかし、「山」と「丘」の違いについて厳密な定義はありません。

なぜなら、日本一低い山は宮城県にある「日和山」で、この山はたったの3メートルしかないからです。

3mなら丘と読んでも良さそうな気がしますが、山として登録されています。

画像出典:ウィキペディア

日本の高い山ランキング

「山」と「丘」はどのようにして決まるの?

「山」か「丘」かを登録しているのは国土地理院と呼ばれる機関です。

よって、国土地理院が「山」と言えば山になりますし、「丘」と言えば丘となります。

じゃあ、国土地理院はどうやって山と丘と判定しているのかというと、次の3つの判定基準があります。

  1. 国土地理院が記載を妥当とするか?
  2. 地元の住民が「山」・「丘」のどちらで呼んでいるのか?
  3. 自治体がその名称で公式名称としているか?

そのため、現地の人がどう読んでいるかが強く影響しています。

「山」は陸にあるものだけじゃない

ちなみに山の意味は「周辺の土地よりも高く盛り上がった所」という意味から、何も陸にあるものだけとは限りません。

例えば、海底からマグマが噴出し、それが固まってできた「海底火山」も山の一種になります。



まとめ

今回は「山」と「丘」の違いについて紹介しました。

最後に以下に違いをまとめておきます。

「山」と「丘」の違い
  1. 違いについて厳密な定義はない。
  2. 一般的には山より丘のほうが低く小さい。
  3. 山と丘を判定しているのは国土地理院である。