「用件」と「要件」
どちらも「ようけん」と読む漢字ですが、意味も少し似ているため混同することがあるかもしれません。
そこで、今回はこれらの漢字の違いについて、確認してみましょう。
「用件」と「要件」の違い
1.「用件」が意味するもの
「用件」は行うべき事柄や、単に用事を表します。
そのためしなければならない仕事、相手に伝えなければならない事柄などを述べる時は「用件」と言う漢字を使います。
「用件」を使った例文
- 用件を伺う。
- 用件を済ませる
2.「要件」が意味するもの
「要件」は物事を成り立たせるために、必要な条件のことを指します。「要」と言う漢字からもなんとなく意味が推測できるかもしれません。
IT業界では、システムを作る際にまず画面のデザインや、仕様などをお客さんと決定しますが、それを「ようけん定義」と呼んでいます。
これはお客さんとシステム開発に必要な項目や条件を決めることから「要件」と言う漢字が使われます。
「要件」を使った例文
- 要件定義
- 卒業要件を満たすには、レポートを提出する必要がある。
また、要件には「大切な用事」という意味もあるので、用事が重要である内容の場合は「要件」で言い換えることも可能です。
まとめ
「用件」と「要件」の違いがわかりましたか?
最後に、2つの違いについてまとめておきます。
「用件」と「要件」の違い
- 用件:行うべき事柄、用事
- 要件:必要な条件 / 大切な用事
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