文型の違い

【日本語の文型】「〜は〜が有名だ」と「〜は〜で有名だ」の違い

有名だを使った表現には以下のように2つのパターンがあります。

・日本有名だ。

・日本有名だ。

どちらも「日本という国は桜が有名である」ということを表しているものの、これらの2つの文にはどういった違いがあるのでしょうか。

今回はこの2つの違いについて見ていきましょう。


「〜は〜が有名だ」と「〜は〜で有名だ」の違い

では、違いを比べるために次の2つの例文を見てください。

(1) フィリピンは綺麗な(海が有名だ / 海で有名だ)。

(2) フィリピンは(サンチャゴ要塞が有名だ / サンチャゴ要塞で有名だ)。

例文(1)はどうでしょうか。

どちらも問題なく、使えそうな感じがしますね。

では、例文(2)はどうでしょうか。

なんとなく「〜が有名だ」を使った方がしっくり来ませんか?

「フィリピン」と聞いて多くの人が「綺麗な海」をイメージすることはできても、「サンチャゴ要塞」を思い浮かべる人はほとんどいませんよね。

「サンチャゴ要塞」と聞いて、「あ〜、あそこね」という反応をする人はフィリピンのことを詳しく知っている人か、フィリピンが好きな人でしょう。

むしろ「サンチャゴ要塞」と聞いて「え、どこそれ?」といった返答をする人の方が多いのではないでしょうか。

このような場合、「〜は・・・で有名だ」を使うと少し違和感のある文章になります。

 

一方で、「〜は・・・が有名だ」を使った文章では「〜」という場所の中で、有名な物は「・・・」ですよと、単に範囲の中で有名な物を述べているだけなので、多くの人に周知されていないことに関しても使うことができるということになります。

ですから、使用範囲としては「〜は・・・が有名だ」の方が広いことになります。



まとめ

「〜は・・・が有名だ」と「〜は・・・で有名だ」の違い
  1. 〜は・・・が有名だ:〜という場所の中で有名な物は・・・だ。
  2. 〜は・・・で有名だ:〜という場所が・・・を有名にしている。〜という場所と聞いて、多くの人がイメージできるほど有名である。

「〜は・・・で有名だ」は一般的に多くの人に周知されていることに対して使う。