「文型は知っているけど、使う場面がない」、「こんな場面で、どういった表現を使えばいいのかわからない」
そんな悩みを持つ学生も、少なからずいますよね。
皆さんの学生の中にも、もう中級レベルの日本語を学習しているのに、あまり会話ができないという学生がいるのではないでしょうか。
こういった時に役立つ教材が「会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ」です。
中級前期とあるように、初級ほど簡単すぎず、ちょうど中級日本語を学習中の学生にいいレベルの内容になっているので、中級クラスをお持ちの先生で、会話の練習がもう少し必要だなと思われたら、ぜひこちらの教材を使ってみてください。
「会話に挑戦!中級前期からの日本語ロールプレイ」ってどんな本?
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「会話に挑戦!中級前期からのロールプレイ」はタイトルの通り中級前期の日本語レベルで始められるロールプレイ教材となっております。
自己紹介から実際に体験するであろうシーンが22用意されており、ロールプレイを通してどんな日本語で話せばよいのかを学びます。
- クラスで自己紹介する
- 自分の国の料理の作り方を教える
- 先生を飲み会に誘う
- 先生の誘いを断る
- 友達を慰める・励ます
- パーティーで初対面の人と話す
- 電話をかけて伝言を頼む
- 医者に症状を説明する
- 希望の部屋を探す
- 電話でアルバイトに応募する
- 日にち変更の許可を求める
- 日常生活でいろいろなことを頼む
- 先生に訂正を求める
- 手伝いを申し出る
- 注文の間違いを言う
- ごみの出し方を注意されて謝る
- 交通事故の状況を説明する
- 合宿場所の相談をする
- 面接の練習をする
- 進学について教えてもらう
- 友達と意見を出し合う
各課の構成
各課の構成は、まず「目的(Can – do)」を確認し、「ウォームアップ」でトピックについて話し合い、それから実際にお題に沿って、ロールプレイに挑戦します。
ロールプレイが終わった後に、「うまく言えたか」、「どう言えばよかったか」などを話し合い、実際の会話を聞きます。
その会話の中から、気づいたフレーズや文型などを話し合ったり、語彙を学習したりして、もう一度ロールプレイをすると言った流れになっています。
ここでは課の目的(Can-Do)を確認し、ウォーミングアップデ課に関するQAをしたり、語彙を確認したりします。
左ページはウォーミングアップの続きで、調理方法に関する語彙を確認しています。
右ページは実際にロールプレイに使うロールカードで、まずはどのように話せばよいのか答えを言わずに、学生にチャレンジさせます。
ロールプレイが終わったら、実際の会話例を聞きいてどんな文型や表現を使っているのか確認します。
CDを聞く前に、空欄に入る言葉を考え書かせるとより効果的です。
実際に会話を聞いた後は、Can-Doを達成するために必要な表現や語彙を確認します。
表現や語彙の学習ができたら、もう一度同じトピックあるいは別のトピックを使ってロールプレイをします。
口コミ
「わかる」けど「言えない」。そんな悩みを抱える外国人学生にぴったり!
中上級のグループレッスンやプライベートレッスンで使いました。日本語教師の先輩に勧められたのがきっかけです。
自己紹介から実際に体験するであろうシーンや会話例が22場面分、構成されています。「アルバイトを休みたい」「大家に家賃のことで相談したい」など、真正性の高いタスク教材です。実際に、取り組んでもらったところ、生徒の中から「こんなことを言ったことがある」「こう言いたかったけど、言えなくて黙ってた」などの反応も上がってきました。文法シラバスと組み合わせて教えるのにも役立っています。
「わかる」けど「言えない」。そんな悩みを抱える学生にぴったりの、「かゆいところに手が届いた」教材だと思います。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
RPに特化しているけれど、日本語授業としての全体が考慮されている。
引用元:Amazonカスタマーレビュー
最後に
今回は中級前期レベルの会話練習におすすめの書籍「会話に挑戦!中級前期からのロールプレイ」を紹介しました。
トピックも多く、学生からも評判がいい書籍なので、ぜひ興味がある方はチェックしてみてください。
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