日本の言葉

【日本の漢字】「々」ってどう読むの?

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「久々」や「代々木」のように繰り返しの文字に「々」という文字が使われていますが、「そもそもこの文字って単独でどうやって読むのだろう?」と疑問に思ったことがありませんか?

今回は繰り返しの文字「々」について見ていきましょう。

「々」の読み方

繰り返しの文字として使われる「々」ですが、実は漢字としての読み方が存在しません。

というのも「々」という文字は、そもそも漢字ではなく「踊り字」という記号の一種で「々」の文字を分解して「ノマ点」と読んだり「同の字点」と呼ばれたりしています。

しかし、これらはあくまでも俗称であり、正式名称ではないようです。



「々」の使い方

「々」は「久々」や「時々」のように文字を繰り返して使うときに使いますが、同じ文字でも意味が異なる場合は使いません。

具体例を挙げてわかりやすく説明すると「会社社長」のように「社」という漢字が続きますが、「会社」と「社長」でそれぞれ意味が異なるような場合は「々」を使いません。

しかし例外もあり、例えば「結婚式式場」は「結婚式々場」とする場合もあります。

これは、結婚式では同じ漢字が繰り返されるのは縁起が悪いという考え方があるためです。

「々」をパソコンやスマホで入力するには?

皆さんはスマホやパソコンで「々」を使いたい場合、どのように入力していますか。

「久々」や「時々」のように「々」が出てくる単語を入力して、最初の漢字を消すというやり方をしている人が多いかもしれませんが、実は「々」を単独で入力する方法もあります。

その方法が以下です。

  1. 「おなじ」と入力する。
  2. 「どう」と入力する。

知らなかったという人は手持ちのスマホやパソコンで試してみてください。

まとめ

「々」についてのまとめ
  1. 「々」は漢字ではなく、記号の一種
  2. 同じ文字でも意味が異なる場合は使えない(例:会社社長)
  3. スマホやパソコンで入力するには「おなじ」や「どう」と入力する

今回は「々」について紹介しました。皆さんは知っていましたか?