日本には5万字以上の漢字があると言われています。
この中で、最も簡単で覚えやすい漢字といえば、一番画数の少ない「一」でしょう。
では、逆に一番画数の多い漢字はどんな漢字で何画なのでしょうか。
今回は日本の漢字で一番画数が多い漢字についてです。
日本で一番画数が多い漢字
日本で一番画数が多い漢字はこれです。
「雲」という漢字と「龍」という漢字をそれぞれ3つずつ組み合わせたもので、読み方は「たいと(だいと)」と読みます。
その画数は何と84画あり、これが日本で一番画数の多い漢字とされています。
書くの大変そうだな・・・。
この漢字は日本で生まれた漢字(国字)の1つで、「難読用姓氏辞典」という辞書にも記載されていますが、実際に苗字にこの漢字を持つ人が実在するのかはわかっていません。
他にもある画数の多い難しい漢字
実は漢字の中には先ほどの「たいと」のように同じ漢字を組み合わせて画数が多くなった漢字が他にもあります。
そのいくつかを紹介します。
1. 鏡4つで・・・
鏡(かがみ)という漢字を4つ並べたもので、読み方は「かがみ」で、画数は76画あります。
読み方、全く同じやないかい!
この漢字は、宮沢賢治の詩集「春と修羅」の中に登場するもので、宮沢賢治の造字とされています。
2. 龍4つで・・・
龍(たつ)という漢字を4つ並べたもので、ちょっとかっこいいですね。
読み方は「てつ」で、画数は64画あります。意味はおしゃべり、多言である様子を表すそうです。
なんだか龍という字と「おしゃべり」って関係なさそうなのに不思議ですよね。
まとめ
最も画数が多い漢字
- 最も画数が多い漢字は「雲」と「龍」の漢字を3つずつ組み合わせた「たいと」という漢字
- 画数は84画ある。