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日本語教育能力検定試験に独学で1発合格するためにしたこと

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僕は2015年の日本語教育能力試験に1発で合格しました。

といっても点数はギリギリで、出来も良いとはいえませんでしたが、なんとか合格することができました。

そこで、この記事では僕が日本語教育能力試験に独学で合格するためにしたことを紹介したいと思います。

今後、検定試験を受験される方は参考にしてみてください。

まず・・・僕のスペック

検定試験に「独学で合格した」、「1発で合格した」と聞くと、ちょっと頭がいいんじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、僕は正直頭が悪いほうです。

出身大学も普通のレベルですし、理系なので、歴史のような暗記ものは苦手ですし、論文を書くのも苦手です。なんなら国語も苦手でいつもテストの点数は低かったです。

それならなぜ日本語教師に・・・といった質問が飛んできそうですが、それは別の機会に置いておいて、とにかくそんな僕でも検定試験に合格できたのでしっかり勉強さえすれば、誰でも合格できると思います。



日本語教育能力検定に費やした期間は?

1年です。

僕の場合、1年かけて勉強しました。

要領がいい人なら3ヶ月勉強して合格する人もいて、僕の友人がそうでした。しかし、僕の場合は3ヶ月で合格は不可能だったので、1年かけてゆっくりコツコツと勉強していました。

そして勉強時間ですが、基本的には仕事が終わって家へ帰った後に1〜2時間程度です。これをできるだけ毎日継続してできれば、合格できます。

日本語教育能力検定に合格するためにやったこと

では、本題ですが、僕が検定に合格するためにやったことは以下の通りです。

検定合格に向けてやったこと
  1. 基礎固め
  2. リスニング練習
  3. 過去問をひたすら解く

1. 基礎固め

基礎固めではとにかく、何度も繰り返し以下の2冊を読み返しました。

流れとしては、日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド (通称「赤本」)を一通り読んでから、何度も何度も繰り返し読み直します。

そして、だいたいわかってきたら「日本語教育能力検定試験に合格するための基礎知識50」を読んでいました。

この2冊を繰り返し読むことで、日本語教育の全体の概要がざっくりと学べます。

そして、ざっくり学べたところで、各分野についてもう少し知識を深めていきます。

具体的には次の本を利用しました。

もうお気づきだと思いますが、僕は「日本語教育能力検定試験に合格するための〇〇」シリーズが好きでほとんど購入し繰り返し読んでいました。

これをテスト当日まで少しずつ、本が汚くなるまで何度も読み返しました。

ちなみに、このシリーズは読み物としても面白いので、検定試験を受けない人にもおすすめですよ。

2. リスニング練習

リスニングは練習すれば8〜9割は必ず取れるので、しっかりと練習しましょう。

僕が主に使っていた本はこちらです。

初めて、リスニングの問題を解いた時は面白いように間違った答えを選んでいましたが、どうしてその答えが正しいのか、何度も何度もCDを繰り返し聞いて練習することで試験本番ではリスニングのパートで9割取ることができました。

リスニング問題はとにかくCDを何度も聞いて耳を慣らすことが大切です。(特に問題1)

こちらの本は少し古いので、若干最新の傾向と合わない部分もあるようです。購入前に中身をチェックしたほうがいいかもしれません。

3. 過去問をひたすら解く

検定本番の3ヶ月前から、過去問や問題集をひたすら解いていました。

問題集は以下の2冊を使いました。

どちらも解説がついているのでわかりやすいです。

緑の本の方は問題数がかなり多いので、練習になりました。

そして、過去問については、「公益財団法人日本国際教育支援協会」から出ている公式の本を買いました。

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最新のものだけでなく、古いものも5年分ぐらい買って、時間を計りながら解きました。

問題数が多いので、5年分解くのは正直しんどかったです・・・。

また、こちらの本は公式にもかからわず、答えの解説がないので、ちょっと使いにくかったです。

小論文はどうしてたの?

検定試験には小論文が必ず出ますね。

僕自身、論文が大の苦手なので、論文についてはあまり対策せず当日の運にまかせました。

とはいえ、全く何もしなかったといえば嘘で、以下の本をペラペラ〜っとだけ読んでいました。

当日は一応、書けるだけのことは書きましたが、そこまで点数は取れていないと思います。

とはいえ、何も書かない場合は0点なので、とにかく何か書くことが大切です。



まとめ

検定試験に独学で1発合格するためにやったこと

  1. 基礎固め
    →本をひたすた読む
  2. リスニング練習
    →問題集を使ってひらすら練習
  3. 過去問をひたすら解く
    →最低5年分過去問を解く

検定試験の出題範囲はとても広いので、勉強が大変ですが、勉強すれば必ず受かる試験です。

3ヶ月勉強して受かる人もいますが、できれば直前に慌てないように、早い段階(1年前)から少しずつ準備を進めていった方がいいでしょう。

試験は問題数が多く時間制限もあるので、大変ですが、これから受験される方は僕が合格するまでにやったことを参考に勉強の仕方を考えてみてください。