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- お/ご〜します
- 特別な謙譲語(目上のための行為)
- 特別な謙譲語(自分自身のこと)
目次
第50課の目標
「上下」・「親疎(ウチ・ソト)」の人間関係に基づく敬語全体の体系を理解し、謙譲語を適切に使うことができる。
文型1:お/ご〜します
準備物:絵カード
導入方法:目上の人に対し、何か手助けをする場面を設定し導入する。
導入方法
1. お〜します
T:会社の先輩です。荷物が重そうですね。S1さんは見ます。何と言いますか。
S1:先輩、手伝います。
S2:私が持ちます。
T:もっと丁寧に言いましょう。
S1:先輩、お手伝いになります。
S2:私がお持ちになります。
T:先輩、お手伝いします。
T:私がお持ちします。です。
せんぱい おてつだいします。
わたしが おもちします。
T:(板書を指して)これは誰がしますか。
S:私。
T:そうですね。私が主語ですから、尊敬語は使えません。
T:私が主語のとき、他の敬語を使います。「謙譲語」と言います。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B1)
2. ご〜します
T:S1さんの会社に他の会社の社長が来ました。S1さんは田中社長を案内します。何と言いますか。
S:田中社長お案内します。
T:田中社長ご案内します。
たなかしゃちょう ごあんない します。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B2/B3/C1/C2)
文型2:特別な謙譲語(目上のための行為)
準備物:特になし
導入方法:「あげる」や「聞く」などを謙譲語でどういうか確認し、導入する。
導入方法
T:(「季節」と書いて)皆さん、この漢字の読み方を教えてください。
S:わかりません。
T:じゃあ、わかりませんから、どうしますか。
S:先生に聞きます。
T:S1さん、謙譲語で?
S1:私はこの漢字の読み方がわかりませんから、先生にお聞きします。
T:先生に伺います。
T:S1さん、これどうぞプレゼントです。
S1:ありがとうございます。
T:S1さん、私は先生に?
S1:私は先生にプレゼントをおもらいしました。
T:いただきました。
せんせいに うかがいます。
プレゼントを いただきました。
T:謙譲語の形は「お/ご〜します」ですが、スペシャルもあります。
特別な形について、板書し練習する。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B4/B5/C3)
文型3:特別な尊敬語(自分自身のこと)
準備物:特になし
導入方法:自己紹介を復習し、謙譲語での言い方を導入する。
導入方法
T:皆さんは将来、会社の面接を受けるかもしれませんから、久しぶりに自己紹介の練習をしましょう。
T:じゃあ、S1さん自己紹介してください。
S1:初めまして、私はチンです。中国から来ました。どうぞよろしくお願いします。
T:いいですね。でも、会社の面接ですから、もう少し丁寧に言いましょう。
T:初めまして、チンと申します。中国から参りました。どうぞよろしくお願いいたします。
チンと もうします。
ちゅうごくから まいりました。
他のSにも確認し、練習する。
T:じゃあ、S1さん、もう一度。
S:(もう一度、実施)
T:チンさんは学生ですか?
S:はい、学生です。
T:はい、学生でございます。
S:はい、学生でございます。
T:そうですか。今、何をしていますか。
S:日本語を勉強しています。
T:日本語を勉強しております。
がくせいで ございます。
にほんごを べんきょうしております。
練習
●教科書の問題を使って練習する(B6/B7)
追加練習(宿題)
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