みんなの日本語

【日本語の教え方】みんなの日本語 第6課

このページでは、日本語の教科書「みんなの日本語」を使って外国人に日本語を教える方法を紹介するよ。
学習する文型一覧
  1. 〜を〜ます
  2. 何をしますか
  3. <場所>で〜ます
  4. 〜ませんか
  5. 〜ましょう

第6課の目標

まず、教え方を確認する前に第6課の目標を理解しておこう。
Can-Do

1. 日常生活の基本的な行動が言える。

2. 人を誘ったり、誘いを受けたりすることができる。

この課の目標が理解できたかな?第6課では「食べます」、「飲みます」、「会います」、「見ます」といった日常生活に欠かせない他動詞を学習するよ!



文型1:〜を〜ます

準備物:絵カード / レアリア
導入方法:絵カードとジェスチャーで導入する。

導入方法

T:これは何ですか?
S:水です。
T:そうですね。水を飲みます。

T:これ何ですか?
S:新聞です。
T:そうですね。新聞を読みます。

T:これは何ですか。
S:音楽です。
T:S1さん?
S:音楽を聴きます。

板書

おんがくを ききます。

T:じゃあ、これは何ですか?
S:パンです。
T:S2さん?
S2:パンを食べます。

導入の際、助詞「を」を強調しすぎると、学習者も真似をし、発音が不自然になってしまうので注意。

練習

●教科書の問題を使って練習する(B1)

●物の絵カードを見せて文を作る練習

●動詞の絵カードを見せて文を作る練習

展開1:〜を〜ますか

T:これは何ですか。
S:コーヒーです。
T:そうですね。私は毎朝コーヒーを飲みます。
T:S1さんは毎朝コーヒーを飲みますか?
S1:はい、コーヒーを飲みます。
T:はい、飲みます。
S1:はい、飲みます。
T:S2さんは毎朝コーヒーを飲みますか。
S2:いいえ、コーヒーを飲みません。
T:いいえ、飲みません。
S2:いいえ、飲みません。

他のSにも質問する。

板書

まいあさ コーヒーを のみますか。
・・・はい、のみます
・・・いいえ、のみません。

質問に答える時、「はい、コーヒーを飲みます」目的語を繰り返す学生がいるので、注意。

練習

●教科書の問題を使って練習する(B2)

●Q&A

●現在形・未来形
・タバコを吸いますか。
・毎日、音楽を聴きますか。
・コーヒーを飲みますか。

●過去形
・昨日、ラーメンを食べましたか。
・昨日、コーヒーを飲みましたか。
・今朝、朝ごはんを食べましたか。

文型2:何を〜ますか

準備物:特になし
導入方法:朝食べたものや飲んだものを質問し導入する。

導入方法

T:S1さんは今朝、朝ごはんを食べましたか?
S:はい、食べました。
T:パンを食べましたか?ご飯を食べましたか?何を食べましたか?
S:ご飯を食べました。
T:コーヒーを飲みましたか。水を飲みましたか。ジュースを飲みましたか?何を飲みましたか?
S:水を飲みました。

板書

なにを たべましたか?
・・・ごはんを たべました。

他のSにも質問する。

練習

●教科書の問題を使って練習する(B3)

●Q&A

・今朝、朝ごはんを食べましたか。何を食べましたか。何を飲みましたか。
・毎朝、何を飲みますか。
・よく、何を飲みますか。

展開1:何も〜

T:S3さんは今朝、パンを食べましたか?
S:いいえ、食べませでした。
T:バナナを食べましたか?
S:いいえ、食べませんでした。
T:何を食べましたか?
S:食べませんでした。
T:何も食べませんでした。

学習者からいい回答が得られない場合は、教師が一人二役をし導入する。

「なに」と「なん」の違いについて

「何」の後に続く言葉が「た行」、「だ行」、「な行」の場合、「なん」にあり、それ以外は「なに」になる。

展開2:何をしますか

「何をしますか」に対する答えは、「〜します」とは限らず、「〜へ行きます」や「〜に会います」なども使用可能である。

T:明日は土曜日ですね。日本語を勉強しますか。図書館へ行きますか。友達に会いますか。テレビを見ますか?(?カードを見せて)何をしますか?
T:私はデパートへ行きます。
T:S1さんは何をしますか?
S1:アニメを見ます。

他のSにも質問する。

練習

●教科書の問題を使って練習する(B4)

●Q&A

・日曜日、何をしますか。
・先週の土曜日、何をしましたか。
・授業のあと、何をしますか。
・晩御飯のあと、何をしますか。

※未修語彙は媒介語を交えながら、質問する。

展開3:それから

T:私は先週の土曜日、テニスをしました。
T:2時から4時までテニスをしました。
T:(時間軸を書いて、2時〜4時テニスと書く)
T:(4時以降の時間軸を指して)勉強しました。
T:私は先週の土曜日、テニスをしました。それから、勉強しました。

同じような例を2、3挙げ「それから」の意味を推測させる。

板書

せんしゅうの どようび テニスを しました。 それから べんきょうしました。

T:S1さんは先週の土曜日、何をしましたか。
S1:喫茶店に行きました。それから、友達に会いました。

練習

●教科書の問題を使って練習する(C1)

文型3:<場所>で〜ます

準備物:場所カード
導入方法:場所を提示し、何をするか尋ね導入する。

導入方法

T:ここはどこですか。
S:学校です。
T:みなさんは何をしますか。
S:日本語を勉強します。
T:日本語を勉強します。学校で日本語を勉強します。

T:(会社の絵カードを見せて)ここはどこですか。
S:会社です。
T:何をしますか。
S:働きます。
T:会社で働きます。

T:これは何ですか。
S:水です。
T:私は水を買います。(コンビニの絵カードを見せて)S1さん?
S1:コンビニで水を買います。

板書

コンビニで みずを かいます。

助詞「で」は行為の場所を表す。

練習

●口慣らし

T:学校 日本語 勉強します。
S:学校で日本語を勉強します。

・図書館 本 読みます。
・デパート 靴 買います。
・喫茶店 友達 会います。
・コンビニ 水 買います。
・モール 映画 見ます。
・レストラン 寿司 食べます。

●場所の絵カードを見せて文を作る練習

展開:どこで〜ますか

T:S1さんは朝ごはんを食べましたか?
S1:はい。
T:マクドナルドで食べましたか?コンビニで食べましたか?うちで食べましたか?どこで食べましたか?
S:うちで食べました。

板書

どこで あさごはんを たべましたか。
・・・うちで たべました。

他のSにも質問する。

練習

●教科書の問題を使って練習する(B5/B6/C2)

●Q&A

・どこで朝ごはんを食べますか。(昼ごはん、晩御飯)
・どこで勉強しますか。
・どこで服を買いますか。
・どこで友達に会いますか。
・どこでビールを飲みますか。



文型4:〜ませんか

準備物:コンサートのチケットやDVD、CDなど
導入方法:コンサートのチケットを見せて、導入する。

導入方法

[直接法(日本語だけ)で教える場合]
T:これは何ですか。
S:コンサートのチケットです。
T:そうですね。私は土曜日、コンサートにいきます。S1さん一緒に行きませんか?

T:これは何ですか。
S:サッカーのチケットです。
T:そうですね。私は日曜日、サッカーを見ます。S2さん一緒に見ませんか?

T:これは何ですか?
S:DVDです。
T:そうですね。S1さんはDVDを見ます。S1さんS2さんに?
S1:S2さん、一緒に見ませんか?

板書

いっしょにみませんか。

T:じゃあ、もう一度。(S1にコンサートのチケットを渡して)S2さんに?
S1:一緒にコンサートに行きませんか。
T:S2さん?
S2:はい、行きます。
T:ええ、行きましょう。
S2:ええ、行きましょう。

T: (S2にDVDを渡して)S3さんに?
S2:S3さん、一緒にDVDを見ませんか?
T:S3さん、No.
S3:いいえ、見ません。
T:すみません、ちょっと・・・。
S3:すみません、ちょっと・・・。

板書

いっしょにみませんか。
・・・ええ、みましょう
・・・すみません、ちょっと・・・。

[英語を使って教える場合]
T:これは何ですか?
S:コンサートのチケットです。
T:そうですね。You want to go to the concert with S2. How do you invite S2 in Japanese?
S1:S2さん、コンサートに行きますか。
T:S2さん、コンサートに行きませんか。

板書

いっしょにみませんか。

サッカーやコンサートのチケット、DVDや音楽などの絵カードは以下の「できる日本語 初級 教え方ガイド&イラストデータCD-ROM」の中にあるPDFが役に立ちます。