指導時の注意点

【日本語の教え方】経験を表す「〜たことがある」を教える時の注意点

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経験を表す文型といえば「〜たことがある」ですね。

例えば、次のような文です。

  • 私は世界一周したことがある
  • 私は留学したことがある

どちらも自分の経験を述べている文ですね。

しかし、「経験」を述べるのなら毎回この文型が使えるのかというと、そうではありません。

「〜たことがある」が使えないのはどんな時?

「〜たことがある」は「経験」について述べる文型ですが、中でも回数が少ないものや珍しい経験を指します。

そのため、以下のように当然のことについて述べるときにこの文型を使うと不自然な文になってしまいます。

  • 僕はシャワーを浴びたことがある。
  • 僕はテレビを見たことがある。

しかし、「僕は納豆を食べたことがある」という日本人にとっては当然のことでも、それを外国人が述べているのであれば、それはその人にとって「珍しい経験」や「数少ない経験」に当たるので使うことができます。