文型の違い

【日本語の文型】「〜間」と「〜間に」の違い

ある時間や期間の中で何かすることを表す表現に「〜間」や「〜間に」と行ったものがあります。

例えば、次のような文です。

・友達を待っている、本を読んでいました。

・友達を待っている間に、親戚が訪ねてきました。

上の文はどちらも正しい文で、友達を待っている時間の中で、何か他のことをしたり、何かが起こることを表します。

では、この「〜間」と「〜間に」はどのような違いがあるのでしょうか。

今回はこの2つの違いについて確認しましょう。

「〜間」と「〜間に」の違い

まずは次の例文を見てください。

(1) 日本に住んでいる、相撲が見ました。

(2) 日本に住んでいる間に、相撲が見ました。

上の場合、どちらの例文が正しいでしょうか。

おそらく、ほとんどの人が(2)の「〜間に」と答えるでしょう。

 

では、次のような場合はどうでしょうか。

(3) 旅行の、ずっと雨が降っていました。

(4) 旅行の間に、ずっと雨が降っていました。

今度は先ほどと違って(3)の「間」を使った例文の方がしっくりきませんか?

では、これらの例文から「間」と「間に」にはどういった違いがあるのか考えてみてください。

わかりましたか?

実は「〜間」は「〜」という時間幅の始まりから終わりまでずっと何かをすることを表ます。

そのため、「日本に住んでいる間、相撲を見ました。」は日本に住んでいる間、ずーっと朝から晩まで相撲を見ていたことになります。

常識的に考えて、そんな状況はありえませんよね。

一方で、「〜間に」は「〜」という時間幅の始まりから終わりのどこかで一時的に、何かをする/何かが起こるという意味を持ちます。

そのため、「日本に住んでいる間に、相撲を見ました。」は日本に来てから、国へ帰るまでのどこかで、1度(あるいは複数回)相撲を見たということになります。

 

では、例文(3)(4)も同じように比較してみましょう。

(3)の「旅行の間、ずっと雨が降っていました」は旅行に来てから帰るまでずーっと雨が降っていたということですから、問題ないですよね。

一方で、(4)の「旅行の間に、ずっと雨が降っていました。」は「ずっと」という言葉が入っているので、ちょっと変ですね。

このように「〜間」、「〜間に」は〜の時間の中でずっとするのか、一時的にするのかという違いがあります。



まとめ

今回は時間幅の中で何かをするということを表す「〜間」と「〜間に」の違いを紹介しました。

外国人に日本語を教えるクラスでは初級後半で登場するので、これらの違いを説明できるように準備しておきましょう。

「〜間」と「〜間に」の違い
  1. 〜間:「〜」の期間ずっと〜する。
  2. 〜間に:「〜」の期間のどこかで〜する。