助詞

【日本語の文法】助詞「は」と「が」の使い分けまとめ

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外国人にとって「は」と「が」の使い訳は非常に難しいようですね。

このページでは、どんなとき「は」と「が」を使うのか使い分けをまとめてみました。

助詞「は」と「が」の用法

1. 名詞修飾節の「が」

名詞修飾内の主語は次のよう助詞「が」が必ず使われます。

例文
  • これは私昨日買った本です。
    → これ本です。私(この本を)昨日書いました。
  • これは父くれた時計です。
    →これ時計です。私の父(時計を)くれました。

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2. 新しい情報の「が」、古い情報の「は」

聞き手が知らない情報を伝える時は「が」、すでに知っていることを伝える場合は「は」を使います。

例文
  1. A:あ、見て!あそこにキムさんいるよ!
    B:あ、本当だ。(キムさんあそこで)何してるんだろう。
  2. A:このモールに美味しいラーメン屋できたらしいよ。
    B:へぇ、(そのラーメン屋)美味しいの?

上の場合、①では話し手Aがキムさんを発見し聞き手Bに伝えています。この場合、話し手Aは聞き手Bが知らないであろうことを伝えているので、助詞「が」が使を使っています。そして、Bがキムさんについて話すとき、すでにキムさんがいることを認知しているので、助詞「は」を使って話します。

また、②のラーメン屋についても同様に聞き手Bが知らないであろうと思っていることを話し手Aが伝えているので、助詞「が」が使われています。

3. 強調の「が」

助詞「が」は「が」より前に来る名詞を強調したい場合に使われます。

例文

今度の司会、私やります!

上の場合は、他の誰でもなく「私」と強調して言っていることになります。

また、次のように疑問詞が主語として使われる場合も助詞「が」が使われ、その質問に答える場合も助詞「が」が使えわれます。

例文
  1. A:どの料理おすすめですか。
    B:ビーフシチューおすすめですよ。
  2. A:今夜のパーティーに参加しますか。
    B:私と田中さん参加します。

これは「が」より前の言葉を伝えたい、つまり「が」より前の情報が強調されているためです。

一方で、後ろの情報に焦点を当てて伝えたい場合は助詞「は」を使います。

例文
  1. あの人どなたですか。
  2. クラスで一番おもしろいのジョンさんです。

上の例文の場合、伝えたい情報、つまり強調したい部分が後ろ(下線部)にあるため、助詞「は」が使われることになります。

4. 対比の「は」

「Aは〜ですが、一方でBは〜です。」と対比を言うときは助詞「は」が使われます。

例文
  • 紅茶飲みますが、コーヒー飲みません。
  • ひらがなとカタカナ読めますが、漢字読めません。

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5. 見たままの事実の「が」、性質・特徴の「は」

「桜が咲いています。」や「空が赤いですね。」のように見たままの事実を伝える時は助詞「が」が使われます。

主に自然現象について言う時がそれに該当します。

一方、「日本のトイレは綺麗です。」や「日本の料理は芸術です。」のように性質や特徴を述べる時は助詞「は」を使います。

6. 〜は〜が・・・、

日本語の構文の中には「私は本が好きです。」、「父は野球が上手です。」のように「〜は〜が・・・」の形を取るものがあります。

「〜は〜が・・・。」の形をとるもの
  • 好き
  • 嫌い
  • 上手
  • 下手
  • わかります
  • ハガ構文(例:田中さんは背が高い。)



まとめ

今回は助詞「は」と「が」の違いについて紹介しました。

細かく分析するともう少し違いはありますが、とりあえずこれだけ知っておけばある程度、日本語学習者からの質問に答えられるのではないでしょうか。

学生に理解させるのは。かなり難しいですが、どういった違いがあるのかしっかりと抑えておきましょう。

尚、初級の日本語文法について詳しく知りたい方は以下の本がおすすめです。かなり詳しく書かれているので、日本語教師の方は持っておいた方がいいでしょう。